◆民主団体等重油災害対策県連絡会議が
 三国町でアンケート

(4月6日)                  戻る

◆民主団体等重油災害対策県連絡会議が三国町でアンケート
岩ノリなど収入ゼロ。回収作業いつまでも。
5月連休の予約なし。海女も救済の対象に

 福井県三国町で3月23日、おこなわわた民主団体等重油災害対策県連絡会議(事務局・民医連)の重油流出事故被害住民アンケートには、被害と安全対策について切実な声が寄せられました。
 「岩ノリは生えているけど油がついていると思うから、とれない」「岩ノリ、ホソメ(海草)などの収入はゼロ」「いまは一日交代で回収作業に出ているけど、いつまで続くかわからない」。仕事場も収入もなくしたうえ、今後の見通しがたたない海女さんの思いが痛々しく書かれています。 
 海水浴にむけ浜茶屋をだすという業者は、「6月半ばまでに浜茶屋を建てるが、このままでは首をつらなあかん。融資制度は知っている。でも貸してもらっても返さないとあかんので利用はしない」と、どうにもならない現状を訴えます。民宿業者も、「損害については、手続きが複雑で請求できない」「常連客からは、『回収作業をしておられるところでゆっくりもできんし、また来年にするわ』と断りの電話がきた」などとのべ、それぞれ「5月の連休の予約はほとんどない」といっています。 「例年、大学生の息子が民宿でアルバイトをしていたが、ことしはまったく仕事がなかった」という住民もいました。
 「国には、もっと早く現場を見てほしかった。そうすれば対策も出たのではないか」(漁民)の思いは住民の心から離れません。そのうえ「海女も海水を飲むことあるから体が心配です。海の安全を早く確認してほしい」や「汚れた岩、砂は入れ替えるべき。自然のままでの回復には10年以上かかるのでは」の声もありました。
 被害補償については「まだ。ことし、どんな影響がでてくるかわからん」(観光業)の一方、「民宿組合などは組織がしっかりしていていいが、海女は弱い。私らも救済の対象にしてほしい」(海女)の声。また「被害の予想は100万円。東尋坊などへ観光客がこないので食事処へ米が出せない」(米屋)など、重油被害の影響は観光の町三国全体に波及している様子が感じられます。
 日本共産党の山田和雄三国町議は、アンケートの結果にふれ「漁業、観光など生活と営業にかかわる切実な願いが生かされるよう、全力をつくしたい」と語っています。