海岸部漂着の重油
福井県が標準的除去指針(ガイドライン)
(2月20日) 戻る
◆漂着油が目立たない程度まで除去したあとは自然の分解に
ロシア船籍タンカーから福井県沿岸に漂着した重油の問題で県は20日、海岸部漂着漂油の除去にかんする標準的指針を明らかにしました。沿岸市町村の要請をうけ県が検討していたもの。
回収は、当面および中・長期的作業に分け、海岸部は自然景観地域、海水浴場、磯根漁場、港湾・漁協・海岸保全施設関係海岸などに区分して示しています。
当面の作業で自然景観地域のうち岩石海岸部では、漂着油が目立たない程度まで除去したあとは自然の分解にまかせ、人が近づけない岩場では無理な作業をせず自然の分解にまかせる。海水浴場では、手足に油がつかない程度まで除去し、あらたな漂着油は速やかに除去。ただし試掘して油の侵入の深さを確認して判断することも必要としています。磯根漁場では、漂着油が認められない程度まで除去するが、干潮時の水面下50センチの深さを目安とするとのべています。
◆夏場に油が溶けだし、観光客の足などに付いたら、海水浴場としては致命傷。
全体として県は、現場の価値判断で対応するようにといいますが、漁民や海女さん、観光業者からは、岩などについた油、砂利の中に埋もれている油などについて「溶けだしてきて海が汚れたら大変。寒いうちに除去できるんか」「夏場に油が溶けだし、観光客の足などに付いたら、かえってマイナスイメージになり海水浴場としては致命傷となる」との不安の声がだされています。