船首座礁か?。重油、三国町の海岸に標着
荒天で対策は難航。 魚、岩ノリは・・漁民不安
(1月7日その2) 戻る
◆船首座礁か?。重油、三国町の海岸に標着
島根県沖の日本海で沈没したロシア船籍のタンカー「ナホトカ」(13、157トン)から流出した重油は7日、強い北西の風に流されて福井県三国町の海岸に標着しました。
また、2、800トンの重油を抱えて漂流していた船首部分は同日午前、同町の沖合4・5キロで動きを止めており、座礁した可能性があります。タンクが破損した場合、残りの重油流出で新たな被害も予想されます。
三国町の海岸への重油漂着はパトロール中の同町職員が確認しました。幅約300メートルにわたり流れ着いており、漁業への影響が心配されています。一方、第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)によると、船首部分は同日正午現在、三国町の安島岬の北4・5キロ、福井港の北11キロで働きを止めていることから、すでに座礁している可能性があります。八管は第九管区海上保安本部(新潟市)、海上自衛隊と共同で警戒に当たっていますが、荒天のため同日午前、中和剤の散布、船首部分の沖合えい航など貝体的な対策は見送りました。
◆福井県が対策本部を設置。
5メートルの高波で何の対応措置くも取れず。
ロシアタンカー船から流失した重油が福井県三国町に標着したことが確認ざれた7日午前、同県は副知事を本部長とする対策本部を設置するなど対策に追われました。地元の漁民からは「魚が油臭くなってしまう」などと漁業被害を心配する声が一気に高まりました。
漂着を確認したのは、同町海岸をパトロールしていた町と県の職員。午前9時30分ごろ、安島岬(東尋坊)近くの雄鳥に渡る橋の北側に幅約300メートルの薄い油が標着しているのを発見しました。
県はこれまで、関係各課で庁内連絡会議を設置するなどしてきましたが、新たに対策本部を設置。
三国町にも現地対策本部を設置し、パトロールを強化するなどしています。しかし、7日の現場海岸には約5メートルの高波が押し寄せており、何の対応措置くも取れない状況といいます。
現場の海岸では現在、岩ノリ漁が最盛期。三国漁業組合の関係者は、「高波はしばらく収まりそつにない。魚が油臭くなり値崩れを起こすことが心配」と話します。