関西電力、油漂着で運転停止の基準なし。油混入しても原子炉停止せず。

(1月13日、その2)                  戻る


 
 
日本共産党嶺南地区委員会は十三日、ロシア船籍のタンカーの重油流出事故で、沈没した船体に積まれた重油が新たに漏れだし、新たな被害の拡大が予想されるとし、関西電力、日本原電、動燃の原発三者に対して、「重油流出事故で原発は大丈夫か」との不安の声に応え、「流出重油の接近に対して、原子力発電所の安全対策を万全にとることについての申し入れ」を行いました。

申し入れは、

(1)原発には、今回のような大規模な重油漂着に備えた対策はなく、抜本対策は不可能であり、稼働中の原発は、重油漂着の危険がなくなるまで原発の運転を停止させるなどの万全の対策をとること。
(2)「出力ダウンの措置」など新たな危険をはらむ出力調整は止め、そのような措置が必要になったときは運転を停止すること。
(3)海上災害防止センターでは、海上保安庁長官の指示があれば、石油連盟などの機関・設備などの動員・協力要請ができるなどの総合的な対策もとれると説明しており、総動員などの対策がとれるよう国に要請することなどです。

◆関西電力、油漂着で原子炉停止の基準なし油混入しても原子炉停止せず。

 「どのような事態になったときに原発を止めるのか」との質問に対し、関西電力の深江千代一課長は、「今のところ原発の停止は考えていない。油が入って、復水器の熱交換効率が下がり、原子炉の出力が低下した時点で対応する」とこたえ、海水系統に油が混入するなどの非常時になっても緊急停止する考えはないことを示しました。また、停止の基準も現時点ではなく、「協議会を毎日開いて検討中」とこたえました。
 日本共産党嶺南地区委員長の川畑哲夫氏は「県民の安全を第一に考え、早急に原子炉停止の基準をつくるよう」要請しました。
 日本原電では、「県の対策本部と協議して対策をとっている。原発は停止中だが万全の対策をとる」とこたえました。

◆動燃、国への協力要請について考えている

 また、動燃では、「ふげんは今日開列(停止)し、もんじゅは停止しているが、漂着すると問題だ。状況に応じフェンスを二重、三重にはるよう考えている」「国への協力要請についても考えている」と述べました。
 この行動には日本共産党敦賀市会議員の河内猛、奥山裕二、上原修一、同美浜町会議員の朝倉説子、同小浜市会議員の川畑潤子、同大飯町会議員の猿橋巧、同高浜町会議員の渡辺孝、同元美浜議の北川政治、山本雅彦原発問題責任者が同行しました。