各地からボランティア。油まみれで回収
(1月11日) 戻る

漂着した重油の回収に駆けつけた
ボランティアの人たち(1/1三国町)
◆お世話になったお返しに、阪神大震災の被災者も
ロシア船タンカーによる重油流出事故で、福井県三国町安島(あんとう)の海岸では11日も、朝からバキュームカー、ボランティアもはいった人手による重油の回収作業がおこなわれました。
この日は比較的おちついた天気で、町の災害対策現地本部敷地内にある重油災害ボランティアセンターには、午前中だけで約800人が登録しました。センター事務所には「人手がたりません」「自転車カンパしてください」「ボロ布、麻なわ、バケツ、長ぐつ、ゴム手袋送ってください」の文学や「ボランティアのいでたち」がまんがで書かれ、張りつけられていました。
夫婦2人で朝5時に車で家を出たという兵庫県西宮の建築業の男性(29)は「阪神大震災では家が全壊し一時仮設住宅にいました。今はマンション住まいですが当時はいろいろ世話になったし、こういう機会があれぱきたかった」と語つていました。
◆「環境汚染はいやだから」と大学、高校生も
黄緑のビ二ールガッパを胸まで重油で汚した女子学生は「金沢の専門学校生。環境汚染はいやだから」とボランティア参加の動機をのべました。「県内の貴重な資源だし、なんとかしたかった」という福井市の男子高校生の2人連れは、重油まみれのかっぱズボンなどをビニール袋にしまいながら、「重油は、はんぱな量でないと思いました。足元が悪かったりして作業の能率はあがらなかった」と感想を語ってくれました。
こうしたなか地元住民からは、「ボランティアの受け入れがうまくいってない。宿泊では、公共施設くらい提供してはどうか」などの声があがっています。