敦賀市の「生活と健康を守る会」「敦賀民主商工会」は7月16日、河瀬一治市長にたいして、国保税の引き下げなどを求める要請書を提出しました。これには敦賀市党議員団が同席しました。
長引く不況のもと国保税の滞納世帯が急激に増加
敦賀市では、長引く不況のもとで、国保税の滞納世帯が平成8年度で全加入世帯の8.1%から平成12年度には15.3%と急激に増加。「高すぎて払えない」という声がある一方、市は平成13年度で420世帯に短期保険証を、317世帯に資格証明書を出すなど、安心して医療にかかれない深刻な事態が広がっています。
両団体の代表や、ぜんそくの子どもを抱えた母親たちは、「市民の命と健康を守るため国保制度の改善をはかってください」とのべ、国保税の大幅引き下げ、低所得者への減免、短期保険証、資格証明書の発行中止などを求めました。
敦賀市の担当者は「基本は自助努力であり、福祉制度で救うこともできる」などと回答。減免基準作成にむけて調査・検討中だとしましたが、「国保税減税や、資格証明書などの発行中止はできない」とのべました。
市民の減免申請を条例に基づき審査すべき
敦賀市の敦賀民商や生活と健康を守る会のよびかけで8月22日、市民7人が国保税の減免を求めて市に集団申請し「高くて払えない国保税の減免を」と訴えました。
申請は敦賀民商などがこれまでの相談会で寄せられた内容をもとに実施したものです。
申請者のAさんの場合は、交通事故に遭っても入院せず営業を続けて病状が悪化。売り上げも激減しており年間17万円近い国保税を払うことができないというものです。
敦賀市の国保条例では「特別の事情がある」場合の減免を定めていますが、収入や手続きなどの基準がいっさいありません。このため減免の前例は過去にはなく、市の担当者も、受理さえせずに「預かり」扱いにしました。
この対応をめぐり、参加者からは怒りの声がだされ「条例にもとづいて一日も早く審査してほしい」と重ねて訴えました。
市独自の減免制度創設を
また、日本共産党敦賀市議員団は、国保税の減免基準がないことは重大問題であり、市として、早急に策定するよう求めました。
|