県立高校学区問題 いまからでも再検討を
佐藤議員は県立高校の学区をなくす問題について質問。「学区変更の対象となる現在の中学二年生以下の生徒の父兄の方々、PTA関係者には学区の変更についてはなにも知らされずに決められています。
実態としてこんな大事な問題が、子どもにも親にも教師にもほとんど知らされないまま、またアンケートや説明会もないまま決められてしまってよいものでしょうか。せめて現在の中学一,二年生の父兄と担任へのアンケートなどをおこない、実施内容と実施時期の変更もふくめて再検討すべき」と提案。
西藤教育長は「多くの方々の意見を聞いて決めた。教育界の総力をあげて、制度の見直しが円滑におこなわれるように取り組んでいく」と答え、再来年度実施見直しはおこなわない考えを強調しました。
就職難打開の緊急対策を
高校生の就職状況が非常に厳しいことについて質問。「社会人としての第一歩が失業ということは本当に辛いことであり、こういう経済状況をまねいている国の政治の責任が厳しく問われなくてはなりません。青年の失業増大は深刻な社会問題にもつながっていきます」と述べ、「県庁各部のそれぞれの地域に明るい職員を各高校に緊急就職支援員として当面派遣して、学校関係者、本人と協力しながらここの企業にたいして採用をもとめるとりくみを」「各部横断で事業所の選定・依頼をおこない事業拡大をすすめる」ことなど緊急対策を提案。
教育長、商工労働部長は「職場訪問や就職面接あるいは個々の企業への直接要請など積極的に取り組む」「高校生受け入れ事業所の拡大に向けて、各部局に対し、協力要請する」と答えました。
ダム問題の検討委員会を
栗田知事はダム推進に頑固な姿勢をしめしています。
佐藤議員は、「日本共産党は百五十年に一度の治水安全度の計算は根拠薄弱であり、河川改修や森林整備などをさらにすすめていくことによって二千億円ともいわれる巨大なダム建設の必要性はなくなる、という立場です。足羽川ダム検討委員会を専門家、自治体関係者、県議会各会派などのメンバーでたちあげ、利水撤退後の治水ダムの必要性について改めてさまざまな角度から検討をおこなうべきではありませんか。住民公聴会も開催して意見を集約していくことが必要ではないでしょうか。」と提案。
佐藤議員の道理ある提案にたいして、栗田知事は「国と県が共同で設置した流域委員会ですすめられる」と答え、新たな議論の場の設定は拒否しました。
財政問題でも展望みえない 市町村合併
県内で展開されている合併問題をみますと、十年後、二十年後、三十年後の中長期的な行財政計画やまちづくりのビジョンもしめさずに、国いいなりの合併推進を市町村に押しつけ、地域に混乱と混迷をもたらしている栗田知事の責任は重大です。
財政問題でみれば、十年後から交付税も減額され十六年後には交付税算定替えの特例はなくなります。特例債の借金も返済していかなくてはならず、十四年後に返済のピークがおとずれます。このように十五年後、二十年後の財政計画が成り立たなくなる危険があるわけです。
あらためて問われるのは、小泉政権の市町村リストラ計画である市町村合併にはさまざまな問題があり、県としてあらためて財政調整機能と財源保障機能である地方交付税制度とその所要総額の堅持こそつよくつよく国にもとめるべきです。栗田知事は、「地方交付税制度の現行維持と総額の安定的な確保が図られるように国に強くもとめる」と答えました。
さらに、佐藤議員は「市町村での合併議論にあたっては、記聞に感情に流されるのではなく、十五年、二十年後の行財政をシュミレーションした資料などもきちんと準備をして、住民に説明をおこない、まちの将来を議論すべきではないか」と質問。
飯島総務部長は「長期の行財政をシュミレーションすることは困難。国に資料をしめすように要望する」と弁明。国がすすめる市町村合併の将来像はきわめて不透明であることが浮き彫りになりました。
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