科学技術庁の動燃(動力炉・核燃料開発事業団)再処理工場火災・爆発事故調査委員会は9月18日、同庁内で第23回会合を開きました。動燃は、出火したとみられるドラム缶のアスファルト混合物の温度が最初から通常より高かったと考えられることが実験でわかったと報告しました。
今回の事故では、火災・爆発事故の数日前から、アスファルトと廃液をまぜるエクストルーダという装置からアスファルト混合物をドラム缶につめる際、アスファルト混合物が通常よりもやわらかく、とくに出火したとみられるドラム缶につめられたものは水のようだったと作業員が証言しています。このため動燃は、アスファルトと硝酸ナトリウムなどをまぜた模擬アスファルト混合物を使って、温度の違いによってアスファルト混合物の状態がどのように変化するか、作業員の立ち会いのもとで調べました。
その結果、210度から230度では通常の状態と変わりませんでしたが、250〜270度のときは事故直前の状態に近いことがわかりました。
動燃は、使用したアスファルト混合物が実際のものとは違うため、出火したとみられるドラム缶につめられたアスファルト混合物の温度がこれほど高かったわけではないとしていますが、通常より高かった可能性があることを認めました。
また、長谷川和俊委員(自治省消防研究所部長)は、ドラム缶につめられたときのアスファルト混合物の温度が210度ぐらいあると温度暴走を発生する可能性があるとする実験結果を報告しました。
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