再処理工場事故で「火災の部屋に空気送られていた」と動燃が報告・・アスファルト固化体燃えつづけ爆発へ(第25回会合)

●動燃が東海事業所長ら6人の更迭発表。
(97年10月3日付け赤旗)

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 科学技術庁の動燃(動力炉・核燃料開発事業団)再処理工場火災・爆発事故調査委員会は10月2日、同庁内で第25回会合を開きました。動燃の説明から、最初の火災の消火操作をおこなった後も、火災が起こった部屋の中に空気が送り続けられていたことが明らかになりました。このためにアスファルト固化体が燃えつづけ、爆発につながったとみられます。

 動燃の説明によると、部屋の中に空気を送り込んでいたのは、施設が受け入れた廃液をためていく容器内の空気を換気する槽類換気系と呼ばれる換気システム。火災・爆発事故が起こったときも毎時百立方メートルぐらいの換気がおこなわれていました。

 これまで動燃は、セル(火災が起こったアスファルト充てん室などのこと)内換気系のフィルターが目つまりしたために部屋の換気がおこなわれてこなかったとだけ説明し、槽類換気系が動いていたかどうかについては、ふれてきませんでした。

 槽類換気系は、セル換気系と途中で結びついています。

 動燃は、セル換気系のフィルターが目づまりしたために、空気が逆流して部屋の中に流れ込んだ と説明しました。

 動燃の報告の後、委員からは、これまで何で(密閉状態の部屋の中で)長時間燃えつづけること ができたのかわからなかったが、これはそれを考えるのに重要な情報だ。

 事故が起こって半年以上もこれが報告されなかったのは重大だ」など動燃の姿勢を批判する意見が出ました。

●動燃が東海事業所長ら6人の更迭発表。     先頭に戻る

 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は9月30日、東海事業所(茨城県東海村)再処理工場の火災・爆発事故や低レベル廃棄物のずさん管理など一連の不祥事に関連し、山村修同事業所長を解任するなど責任者6人の更迭人事を発表しました。10月1日付で発令します。

 現場責任者の山村所長は役員待遇を外されて退職となり、嘱託の本社技術参与となります。また、同事業所の樫原英千世、小山兼二両副所長は現場から外されます。

 低レベル廃棄物や安全性について本社側の責任者である谷山洋安全部長と鶴巻宏一環境技術開発推進本部副本部長、さらに排水処理問題で鉱山保安法違反が明らかになった人形峠事業所(岡山県上斎原村)の大西紘一所長の3人も、同様に現場から外します。


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