アスファルト混合物の温度、180度のはずが220度に?・・温度が220度程度まで上昇していても、温度計は180度ぐらいのを示す。一一第18回事故調査委員会へ動燃が報告。
アスファルト固化体の発熱特性、低温側で発熱傾向。・・第17回事故調査委に動燃が報告。
(97年7月25日と8月1日付け赤旗)

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◆アスファルト混合物の温度、180度のはずが220度に?・・温度が220度程度まで上昇していても、温度計は180度ぐらいのを示す。一一第18回事故調査委員会へ動燃が報告。

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 科学技術庁の動燃(動力炉・核燃料開発事業団)事故調査委員会は7月31日、第18回会合を同庁内で開きました。動燃は、廃液とアスファルトをまぜるエクストルーダという装置の出口付近でアスファルト混合物の温度が220度ぐらいまで上がっていた可能性があると報告しました。動燃はこれまで、エクストルーダ内の温度を約180度で運転管理していたと説明していました。

 火災発生の数日前から、エクストルーダから出てくるアスファルト混合物が通常よりやわらかめだったことなどが運転員から報告されるなど、アスファルト混合物の温度が高かったことが疑われていました。エクストルータの温度計がアスファルト混合物の温度を直接測定していないことから、両者の温度が一致するのかどうか、事故調査委員会でくりかえし議論されてきました。

 動燃が、過去のエクストルーダの運転記録を調査した結果、温度計がアスファルト混合物の温度を示していないと考えられる事例を発見したと報告。アスファルト混合物の温度が220度程度まで上昇していても、温度計は180度ぐらいの値を示すことがわかったといいます。

 動燃は、アスファルト混合物の温度の上昇は、アスファルト混合物に含まれる塩とエクストルーダのまざっによって起こった可能性があるとしています。

 事故調査委員会は、エクストルーダ内のアスファルト混合物の温度が220度ぐらいまで上がっていたとしたら、火災の原因を考えるうえで重

要な要素になるとして、今後さらに検討することにしています。


◆アスファルト固化体の発熱特性、低温側で発熱傾向。・・第17回事故調査委に動燃が報告。

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 科学技術庁の動燃(動力炉・核燃料開発事業団)東海再処理工場アスファルト固化処理施設の事故調査委員会は7月24日、同庁内で第17回会合を開きました。

 動燃は、火災が起こったアスファルト充てん室内にあったドラム缶に残っていたアスファルト固化体の発熱特性について調べた結果について報告。このなかで、燃えたドラム缶に残っていたアスファルト固化体は、それより少し前につくられたアスファルト固化体よりも低温側で発熱する傾向があることを明らかにしました。原因についてはわかっていないため、今後さらに検討していくとしています。

 科学技術庁は、海外のアスファルト固化処理施設の火災事故事例と、動燃がおこなったアスファルト固化体の安全性評価や燃焼・消火実験の概要などを提出。同施設の安全審査をおこなった原子力委員会の核燃料安全専門審査会で、火災事故などについてどのような検討がおこなわれたか報告しました。

 しかし、海外の事故事例について自己発火したはずのものが引火したとされるなど不備がめだち、78年の「安全審査」以後の事故事例も含まれていました。このため、委員から、「これでは、安全審査で実際に議論された内容がなんだったのかわからない。事故調査委員会として安全審査について見解を示すことはできない」などの声があいついで出されました。

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