爆発後の火災、3時間一一出火ドラム缶すべてで発
熱反応? ・・・事故調査委員が視察
(97年5月3日付け赤旗)
動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海事業所(茨城県東海村)のアスファルト固化処理施設の火災・爆発事故で、科学技術庁事故調査委員会の長谷川和俊(自治省消防庁消防研究所第二研究部長)、田中克己(物質工学工業技術研究所主任研究官)の両委員が1日、施設内部を視察しました。
視察後の会見で両委員は、4月30日に公開された監視カメラの映像で、施設の破損した窓から黒煙が約3時間も出ていたことが判明したと語りました。動燃はこれまでこの事実を明らかにしていませんでしたが、長谷川委員は「黒煙は火災によるもの」とし、火災が約3時間続いていたことを初めて明らかにしました。
また3月11日午前の火災の出火原因について、長谷川委員は「火柱が上がった10数本のドラム缶すべてから、ヒューム(引火性の煙霧)が発生していたと考えられる」とのべ、出火前に10数本のドラム缶内部で発熱反応が同時進行していたとの見解を明らかにしました。
同委員はその根拠として、「作業員はドラム缶1本から火柱が上がった後、すぐに10数本から上がったと証言している。1本目の炎で他の10数本が加熱されて出火するというのは、短時間では起こり得ない」と説明しました。
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