廃液量が伝票で食い違い
   一一動燃調査委に理由説明せず。

排気筒の放射線警報が作動
   一一フィルター取付け不備。

(97年4月4日付け赤旗)                  

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◆廃液量が伝票で食い違い一一動燃調査委に理由説明せず。                             先頭に戻る


 科学技術庁が2日開いた動燃再処理工場の事故調査委員会には、火災・爆発事故が起こる前のアスファルト固化処理施設の操業日報などが提出されました。このなかで、処理する廃液を受け入れてためておくタンクに3月6日、3・03立方メートルのリン酸廃液がつぎたされたことが記録されています。ところが、同時に提出された、同施設にリン酸廃液を送った廃溶媒処理技術開発施設の送液伝票には、1・0立方メートルと記録されていました。送る側と受ける側で、2立方メートルの食い違いがあり、その理由についてはっきりした説明はありませんでした。
 動燃によれば、火災・爆発事故が起こつたとき、アスファルト充てん室には、6日につぎたされた分を含む廃液を処理したアスファルト固化体があったといいます。この日動燃があげた火災の推定原因の一つには、「廃液あるいはアスファルトへの異物の混入」があげられています。


◆排気筒の放射線警報が作動一一フィルター取付け不備。                              先頭に戻る


 2日午前10時50分ごろ、茨城県東海村の動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海事業所の再処理工場で、火災・爆発事故のあった放射性廃液アスファルト固化処理施設などからの排気を外部に放出する第1付属排気筒の放射線測定装置で警報が作動しました。動燃は「測定装置のフィルターの取り付け不備が原因」としています。
 動燃によると、午前10時40分ごろ、定期的な整備の一環として測定装置のフィルター交換をおこないましたが、その直後にアルファ線などの測定値が急上昇し、警報が鳴りました。測定装置は、排気筒内の空気を細いパイプで同施設3階まで引き込み、フィルターでちりを除去してから放射線検出器に流す仕組みになっています。動燃は、「フィルターの取り付け不備でパイプ内の圧力が下がり、施設内の汚染空気が放射線検出器に流入した」としています。
 同施設内部では、換気系統がいまだに復旧していないため、依然として高い濃度の放射線が検出されています。


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