◆動燃事故、通常と異なる処理していた。
一一データ隠しの疑いも

(97年4月25日付け赤旗)                  

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 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海再処理工場アスファルト固化処理施設で火災・爆発事故が起きる数日前から、同施設では通常と異なる運転がおこなわれていたことがわかりました。

 24日、茨城県東海村の日本原子力研究所東海研究所体育館で開かれた、科学技術庁の事故調査委員会第7回会合で動燃が明らかにしました。動燃はこれまで、事故前は通常の運転をしていたと説明しており、データを隠していた疑いも出ています。
 同施設は、使用済み核燃料の再処理で出てきた放射能を含む廃液を、エクストルーダという装置でアスファルトとまぜ、固めています。エクストルーダでまぜた廃液とアスファルトをドラム缶につめる充てん室内で火災が起きています。
 動燃によると、エクストルーダに供給する廃液の量を通常と変えて運転をしていました。通常は1時間当たり200リットルで運転していますが、同160リットルにしていました。
供給する廃液の量を減らしたのは、充てん時間を長くすることによって混合物中に発生するあわを外に出し、できるだけ多くドラム缶につめられるようにするためだったと説明しています。160リットルにしたのは今回が初めてでした。
 動燃が今回この事実を初めて明らかにしたことについて委員からは、「これまで通常の運転がおこなわれているなかで火災・爆発事故が起こったと考えていたのに」などの声があがりました。
 科学技術庁はこの問題について、「アスファルト混合物のエクストルーダ内での滞留時間を全体的に2〜3割程度増加させることになると思われるが、このことはエクストルーダの内部での化学反応の促進に寄与した可能性がある」との見解を表明。今後、この点を重視して火災発生の原因を探っていく考えを示しました。


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