「消火確認」はウソ。動燃、組織ぐるみで隠ぺい
  一一「赤旗」3月13日付で指摘

「消化未確認」の報告(「現場から聴取」)を
 現地本部が黙殺・・科技庁の調査委員会に動燃が報告

(97年4月10日付け赤旗)                  

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◆「消火確認」はウソ。動燃、組織ぐるみで隠ぺい
「赤旗」3月13日付で指摘             先頭に戻る

 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は8日夜、東海事業所(茨城県東海村)の再処理工場で起きた火災・爆発事故に関連して、「3月11日10時22分ごろに、目視により消火していると判断した」としていた科学技術庁への報告は虚偽だったことを明らかにしました。同事業所の小山兼二副所長は9日、茨城県庁で記者会見し、「組織ぐるみの隠ぺいがあったととられても仕方かない」とのべました。
 再処理工場の火災・爆発事故は、午前に起きた火災が完全に鎮火していなかったために、夜の爆発につながった可能性がつよまっています。このため、消火の確認がどのようにおこなわれたのかが焦点のひとつになっていました。科技庁への報告は、原子炉等規制法にもとづいて3月21日におこなわれたもの。動燃は、95年末に起きた高速増殖炉「もんじゅ」の事故でも、事故現場の確認時刻をごまかして報告、同法違反で告発されています。
 「赤旗」は独自の取材で3月12日に、火災の鎮火をだれも確認していなかったこと、消火作業もマニュアルに反して未経験者があたっていた事実をつかみ、同13日付で報道。同13日には日本共産党国会議員団が現地調査のなかで、火災で報が鳴っているのになぜ鎮火と判断したのかただしたのにたいし、動燃の植松副理事長は「結果としてかならすしも十分な消火だったか疑問が残る」と答えていました。



◆「消化確認」問題
「消化未確認」の報告(「現場から聴取」)を現地本部が黙殺
・・・科技庁の調査委員会に動燃が報告      先頭に戻る



 動燃東海再処理工場の火災・爆発事故にかんして設置された科学技術庁の調査委員会で、委員から火災発生時に現場にいた人から直接話を聞きたいとの要望が出されていましたが、動燃ははっきり理由を示さないまま応じず、実現していません。
 3月27日に開かれた第3回会合では、長谷川和俊委員(自治省消防庁消防研究所第2研究部長)が、「最初の火災を発見した人はどういう状況で発見したのか本人に聞きたい」と発言しました。これにたいし動燃の説明員は、「聞き取りはやっている」と答えましたが、聞き取りの内容について説明しませんでした。
 長谷川委員は「(現場での)活動状況を直接聞きたい」と重ねて発言しましたが、答えはなく、委員会の金川昭主査(名古屋大学名誉教授)が、「動燃の専従班が、当然(聞き取り調査を)やっていると思うので出してもらいたい」と発言しました。
 しかし、4月2日に開かれた第4回会合でも、動燃からは、聞き取りした内容についての報告はありませんでした。このため長谷川委員が「前回、火災の発見者から直接聞きたいといったが、動燃が聞き取ったものをできるだけ早く出してほしい」と発言していました。10日に開かれる委員会の第5回会合では「消火活動、鎮火の確認」などが議題にあげられていました。

●現地本部〃火災当日から虚偽知っていた〃

 動燃の中野啓昌理事は9日、科技庁で記者会見し、消火確認がなされていなかった事実が、事故当日の3月11日夕には現地本部まで伝わっていたことを明らかにしました。それによると、現場からは事故当日に消火は未確認と伝えられたのに、現地本部は「すでに(消火確認)を公表したからいまさら変更できない」と返答したといいます。
 動燃本社は、だれがその決定をおこない、そう答えたのかわかっていないとしています。

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