最大規模の原子力事故
  一一立木、阿部議員が追求(参院科技特委)
科技長官、「安全審査見直し」を検討     


(97年3月18日付け赤旗)                  

戻る

◆最大規模の原子力事故

  一一立木、阿部議員が追求(参院科技特委)

 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海再処理工場の火災・爆発事故をめぐって17日、参議院科学技術特別委員会で審議がおこなわれ、日本共産党の立木洋、阿部幸代両議員は、日本の原子力事故では最大規模の深刻な事故だと政府の責任をきびしく追及しました。

◆科技長官、「安全審査見直し」を検討    先頭に戻る

 立木議員は、今回の事故について、原子力施設で爆発が起き、環境に放射能がもれるとともに、37人の作業員が被ばくするという日本で最大規模の、もっとも深刻な事故だったと指摘。長官が事故をどう受けとめているか明らかにするよう求めました。
 とくに事故を作業員にも住民にもすぐに知らせない、人命軽視の動燃の体質を批判。核燃料リサイクルの重要な柱である再処理工場の事故は、日本の原子力行政のあり方の見直しを迫るものだと追及しました。
 また、阿部議員は、今回の事故は再処理技術が未確立な技術であることをはっきり証明したとのべ、安全審査の見直しの必要性を強調しました。
 これにたいし科学技術庁の近岡長官は、「今回の事故はたいへん重大な事故と受けとめている。安全審査する場合には、将来事故を起こさないためにはどうするか、調査の結果において見直すことやあらためる点があれば十分に検討していく」とのべました。
 阿部議員は、再処理工場の運転がはじまった当時から、労働者からこのまま試験を強行すれば事故が起こつて「現場の労働者はもとより、広く国民にも迷惑をかける」と指摘されていたことを紹介。運転開始以来の事故の件数を明らかにするよう求めたのにたいし、科学技術庁の池田原子力安全局長は、報告義務のあるものだけで23件にのぼることを明らかにしました。