原発の安全性を求める嶺南連絡会が

日本原電敦賀3・4号機増設に関する

質問事項を募集

陽春の候となりましたが、ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。

 ご存じのように、日本原電敦賀3・4号機増設については、去る2月22日に敦賀市民文化センターで建設に関する「第1次公開ヒヤリング」が開かれました。当日は20人の陳述人がそれぞれ意見や質問を出して日本原電が答えましたが、陳述人は予め提出した予稿に基づいて「資源エネルギー庁」が選んだこともあり、核心をつくものが少なく、回答も形式的で具体性に欠けていた、と私は考えています。しかし企業や県は「これで住民の意見は聞き、説明は終わった」として次の段階に進めようとしております。

 それで私たちは「説明が不十分であり、公開説明会の開催、批判的な学者も入った公開討論会の開催等」を企業や県に求めていく計画です。

 その第1段階として、日本原電に、具体的な問題について「公開質問状」を提出し、文書回答と公開説明会を要求したいと考えています。

 つきましては、増設に関する諸問題について皆さんの、ご意見、ご質問などをお出しいただき、それを集約し、「共同の公開質問状」として提出させていただきたいと存じます。

 よろしくお願い申し上げます。

質問については日本原電敦賀3・4号機の特徴と問題点を参考にしてください。

概要については=日本原電ホームページ

http://www.japc.co.jp/turuga/turuga_h/keikaku.htm)を参考にしてください。


 ご意見・質問記入

(下記の質問、回答は、第一次公開ヒヤリングでの質問と日本原電回答の要旨で、福井新聞記事を参考にしました。)

1,安全性について

@質問 一挙に大型化して大丈夫か。

 回答 燃料の発熱を如何に冷やすかが安全性のカギ。規模の大きさに合わせ燃料棒も1.3倍にする。   炉心内構造物の確証試験や各種試験でデータを取っている。

A質問 労働者の被ばく管理や緊急時の労働安全対策は

 回答 個人線量測定器で管理。従事前の診断、年2回の健康診断実施。突発的な事故にはシュミレーターで訓練している。


2,事故対応とテロ対策について

@質問 事故時の対応は。

 回答 直ちに国や自治体に通報。緊急事態宣言、対策本部設置、オフサイトセンターで協議されて住民に避難などの指示が出される。

A質問 テロに不意に襲われたらどう対応するのか。テロで航空機が原発に衝突したらどうなるのか。

 回答 警備体制は人や車で厳重管理、カメラなどで常時監視、警察などと連携強化。航空機が高速で正確に衝突させることは困難、あたっても原子炉格納容器を大きく損傷することはできない。


3,必要性について

質問 電力需要が低迷する中、300万KW以上の電力が将来必要なのか。

回答 景気は低迷しているが家庭用、業務用電力はのびている。2010年には2900万KWの需要が増加する見込み。


4,地域振興について

@質問 増設による雇用の見通しは。

 回答 準備工事期間で千人、本格工事期間で3〜4千人、運転開始後は現在の1300人から2千人にする計画。増設に伴う経済波及効果は原電の試算で1200億円、雇用増は6600人。雇用は地元に配慮する。

@質問 地域振興は建設時の一過性に終わらないか。

 回答 地元企業への技術移転を進めており、産業育成に協力している。

5,住民理解・情報公開について

@質問 情報公開の体制は。

 回答 原則的にすべて公開する。正しく、早く、わかりやすくを基本とする。

A質問 地域への理解の取り組みは。

 回答 住民対話に力を入れ理解してもらう。積極的な情報公開や見学会、訪問対話を行う。


6,環境・景観対策

質問 立地点は国定公園内で建設は自然を破壊する。

回答 環境アセスを受け海面の埋め立てを20%抑制、海食洞もそのまま残す。色彩も配慮、斜面には木を植える。


7,廃棄物対策について

質問 廃棄物対策の見通しは。サイト内プールの容量が40年分貯蔵できると聞くが、運転停止まで保存するのか。

回答 再処理工場か中間貯蔵施設に搬出する。


8,温排水対策、風評対策について

@質問 河野村で最近漁獲高が減っている。温排水との関係はないのか。

 回答 県などの調査で顕著な影響はない。若狭湾周辺の漁獲高は日本海全体の増減とほぼ同じ。

A質問 運転後の温排水放出で水温の変化の配慮は。

 回答 深水部から取水、復水器で7度水温が上がるが、排水を斜め下ふかくに放出し海水と素早く混ぜ、海面温度は3度上昇で済む。

B質問 事故時の風評被害対策は。

 回答 安全運転に努め、事故とトラブルを未然に防ぐことが第一。事故時には迅速で正確な情報を出す。風評被害には因果関係もふまえ対応する。


9,プルサーマル燃料装荷について

質問 運転開始当初からプルサーマルを行うのか。

回答 プルサーマル燃料の装荷は可能。将来はやりたいが当初は予定にない。


10,コスト削減について

質問 社長は建設費を8300億円から7600億円に削減すると発言したが、安全対策の低下につながるのでは。

回答 あくまでも目標。設計、建設工法を合理化し、一括受注、金利負担提言などで工夫して、安全確保は大前提となる。


11,耐震について

@質問 地震に対する安全性は。

 回答 頑丈な岩盤の上に建てるので揺れが1/2から1/3に抑えられる。構造も一般のものの3倍の強さをもつように設計する。

A質問 敦賀は地震の危険地帯で集中立地は避けるべき。敦賀半島全体の活断層を調べたか。

 回答 周辺の断層は最新の技術と知見で調査している。マグニチュード7クラスの地震を想定して設計している。


12,その他

 お気づきの点や、連絡会への要望など御願いします。


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