日本原電 敦賀3・4号機の特徴と問題点

1,世界最大出力を2基も

 1基の電気出力が153万8千キロワットで世界最大の大きさです。それを2基もつくることは、異常の事態です。

(いまの世界最大はフランスの151万KWでこれは1基あるだけで、次いで130万KW級です)

 参考 1号機 37万7千KW  2号機 116万KW   

     計 153万7千KW   1基で2基合わせた出力より大きい

 加圧水型で現在運転中のもので最大のものは、大飯発電所の118万KWですから一気に35万KW大きくしたことになります。

 安全について確証したといっていますが、コンピューターによる机上の計算にすぎません。

 敦賀はこの巨大原発の実験場になります。


2,ツイン?

 直訳すると「対になっている」「双子」です。2基同じものをつくって並べるということ。

 建設時にも運転時にも2箇必要なものを一個にし、経費削減をねらったものです。

問題点

・共通の機器が故障すると2機に影響を及ぼす

・人減らしが目的で、安全確保に問題あり

・新規立地が困難なので、造れるところで一気に2基造ってしまう。


3,余っている電気、だから安くなければ売れない。安全が軽視される

 長期に景気が悪く、需要が低迷し発電設備は各電力会社ともる余っています。関西電力は本年度で500万KWの火力発電を停止しており、北陸電力は志賀原発ができると関電や中電に売る予定です。3・4号機は関電、中電、北電に販売するといっていますが、安くなければ売れません。特に電力の自由化の中で経済性が求められています。しかし経済性と安全性は相反します。

 日本原電の社長は「8300億円かける予定だったが7600億円にしたい」といっています。見積価格を1割も削減するのは大変なことです。


4,敦賀は地震の危険地帯、原発の下には活断層も?

 敦賀は地震の危険地帯です。これは多くの学者が指摘していることで、東大名誉教授の力部常次氏は、「2010年までに震度6以上の地震の確率は敦賀が日本一大きいと」さえいっています。

 また、建設予定地近くには浦底断層が通っており、活断層の上に原発、の心配もあります。


5,原発で地域振興は望めず、不安だけがいつまでも続きます

 原発を建てれば、一時的に交付金や税収が増え、また建設費のおこぼれで仕事も増え、飲屋街も潤います。しかしこれは一過性で、10年もすれば、箱ものだけが増え、原発で他の産業は振るわず、観光はさびれ、また原発がほしくなります。これは全国の原発立地地区共通の現象です。