| 原発の「地域振興」策の効果について 日本共産党嶺南地区・原発問題対策委員会 2001/5/11 |
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| ◆原発が存在するかぎり観光業や製造業の発展は阻害され、
いびつな産業構造は是正されない。 |
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| ・敦賀市の産業別就業人口の変化 | |||||||||||||||||
| ★敦賀市の産業別就業人口の変化 | |||||||||||||||||
| 原発が敦賀市にできて30数年が経過します。
原発ができる以前、1965年(昭和40年)からの産業別就業人口の推移を5年に一回行われる国勢調査の結果から見てみます。 1965年の産業別就業人口を100%とすると、1995年度で製造業に従事する人は減少している反面、建設業、商業、飲食業に従事する人は2、3倍に増加してます。 製造業に従事する人は、総人口が24%も増える中で11%も減少しています。 この傾向は他の市では見られず、原発と深い関わりがあり、原発立地によって左右されることを示していま |
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| 昭和40年〜平成7年までの「国勢調査」より | |||||||||||||||||
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| また、人口が同じ規模の県内の武生市や鯖江市と産業別就業人口を1999年度のデータで比較してみます。
1999年度のそれぞれの市の総就業人口を100%とすると、建設業に従事する人は武生市9%、鯖江市7%なのに対し、敦賀市では16%と建設業に従事している人が多くなっています。 その反面、製造業に従事する人は武生市41%、鯖江市48%なのに対し、敦賀市では16%と極端に少なくなっています。 |
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| 「H11年度(1999年)事務所・企業統計調査」(総務省)より | |||||||||||||||||
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| ★敦賀市の年間製造品出荷額は武生市の3分の1、鯖江市の2分の1に | |||||||||||||||||
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| 次に、敦賀市、武生市、鯖江市の工業従事者数と年間の製造品出荷額および市の財政規模を1997年度の産業経済省の「工業統計」で見てみます。
1997年度の敦賀市の工業従事者数と年間の製造品出荷額をそれぞれ100%とすると、武生市の工業従事者数は300%、年間の製造品出荷額は283%と約敦賀市の3倍にもなっています。 鯖江市では工業従事者数は260%、年間の製造品出荷額は159%です。しかし、市の財政規模は敦賀市を100%とすると武生市が78%、鯖江市が92%となっており、敦賀市の方が財政的は余裕があることがわかります。 以上の結果から敦賀市は、市の予算規模では原発関連の収入が多いため財政的には豊かなように思えます。 しかし、敦賀市は製造従事者や工業従事者が極端に少なく、年間工業出荷額は武生市3分の1、鯖江市の2分の1近くになっており、物を製造しない、働きにくくびつな産業構造になっています。 |
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| 「H9年度(1997年)工業統計」(産業経済省)より | |||||||||||||||||
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| また、「働く場がない」という問題では、武生、鯖江市を含む丹南の地域では昨年12月度の常用有効求人倍率、常用とはパートでないという意味の有効求人倍率が0.96なのに対して、敦賀市、三方郡地域(敦賀市、美浜町、三方町)では0.67と100人対して33人も仕事がありません。その差は29人にもなります。 こうした数字から、原発ができたのに「立地地域の振興、商工業の発展には満足すべきものがなかった」と敦賀市商工会議所が表明。多くの敦賀市民も「豊かさを実感でない」、「働く場所や仕事を増やしてほしい」などの意見が多く出ているのではないでしょうか。 市長や行政は、安全が第一で住民合意が得られ、地域の恒久的福祉が住民にもたらせれることを条件に原発の建設を認めてきました。私たちは今の段階でも「安全」が十分確保されていない「住民合意」も得られていないと確信していますし、「地域振興」についてもそれは一過性でしかないと思います。 |
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| 敦賀市商工会議所は「日本原電の地元優先発注の実行と商工会議所への協力」を条件に建設促進の立場に立っており、市長もその考えです。
しかし、原発建設による経済的波及効果は建設が終了すればほとんどなくなり、市の税収は毎年減少(下表参照)していきます。たとえ税収が発電所が存在する限り保証されたとしても、いつかは廃炉を迎えます。 原発が存在するかぎり観光業や製造業の発展は阻害され、いびつな産業構造は是正されません。 |
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| ★原子力発電所に関する固定資産税収入と電源立地促進対策交付金 | |||||||||||||||||
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