敦賀原発1号機事故一一原子炉制御棒が変形。国内初、他の10基も検査へ。(97/11/9)

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 日本原子力発電の敦賀原子力発電所1号機(沸騰水型軽水炉、35万7千キロワット)で10月に原子炉の出力を調整する制御棒が動かなくなったトラブルで、同社は11月7日、制御棒の一部が膨らんで変形していたことが分かったと発表しました。制御棒が変形した事故は国内では初めて。通産省・資源エネルギー庁は、同じスウェーデンのメーカーが製造した制御棒を使用している国内10基の原発について、検査するよう指示を出しました。
 10基は日本原電の東海第2(茨城県)、東京電力の福島第1の2、3、6号機、同第2の1、2、3、4号機(いずれも福島県)と柏崎・刈羽(新潟県)の2、3号機。このうち福島第1の3号機は定期検査中です。
 日本原電から連絡を受けた福井県原子力安全対策課によると、10月23日に実施した制御棒の作動検査で、73本ある制御棒のうち一本が動かないことが判明。水平カメラで制御棒を調べたところ、十字型に組まれているステンレス板(厚さ約8ミリ)のうち1枚が左右に膨らみ、周りの燃料集合体と接触し、動かなくなっていたといいます。
 約4・4メートルの長さの制御棒のうち、変形部分は長さ約35センチの範囲で、膨らんだ幅は最大約3センチ。この制御棒は1994年に交換されたものといいます。

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