原子力委員会の「意見を聞く会」で高速増殖炉推進に批判が相次ぐ。(97/11/9)
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- 原子力委員会(委員長・谷垣禎一科学技術庁長官)は11月7日、高速増殖炉懇談会が10月にまとめた報告書案について「意見を聞く会」を東東・北の丸の科学技術館で開きました。高速増殖炉「もんじゅ」がある福井県をはじめ12都府県から、抽選で選ばれた22人が意見を陳述。高速増殖炉推進の立場を示した報告書案に疑問や批判的な意見が相次ぎました。
- 報告書案は、高遠増殖炉の実用化時期については柔軟な対応を求めていますが、開発の必要性を強調し、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の「もんじゅ」の運転再開を認めるなど、これまでの推進路線をほぼ踏襲しています。
- 会では、「もんじゅ」の即時廃炉を求める意見や、「もんじゅ」のナトリウム漏れ・火災事故について十分な検討もおこなわれていない段階で高速増殖炉の研究開発が必要としている報告書案への疑問などが相次ぎました。懇談会のメンバーが推進論者にかたよっていることへの批判も出されました。
- 高速増殖炉は必要とする立場からも、「もんじゅ」の運転を再開するなら安全審査を受けなおすべきだとする意見や、高速増殖炉と核融合に資金をつかい過ぎているのではないかなどの指摘がだされました。
- 同委は、14日まで郵送による一般からの意見を受け付けており、最終報告を28日にまとめるとしています。
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