動燃「ふげん」(敦賀市)で2人被ばく。・・10分間作業で管理値超す

●職員3月にも無許可で制限施設に入室
現地調査始める福井県、敦賀市

(97/10/9赤旗)
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◆動燃「ふげん」(敦賀市)で2人被ばく。・・10分間作業で管理値超す

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 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は10月7日、定期検査中の新型転換炉「ふげん」(出力16万5千キロワット、福井県敦賀市)で作業員二人が管理目標値を超す被ばくをしたと発表しました。

 発表によると、動燃職員一人と点検業者(一時立ち入り者)一人が、消火器の点検のため特別立ち入り制限区域として立ち入りに承認が必要な廃棄物処理室地下一階のタンク室に入室。退室の際に二人とも被ばくが判明しました。

被ばく線量は、職員が1・30ミリシーベルト、点検業者が1・11ミリシーベルトでした。

 所内規定の職員にたいする一日の作業管理目標値は1ミリシーベルトで、一時立ち入り者の管理値は0・1ミリシーベルトとなっています。一般人の放射線被ばく限度は年間1ミリシーベルトで、点検業者はこれも上回りました。

 動燃から連絡を受けた福井県原子力安全対策課によると、2人は、原子炉補助建屋の地下一階にある核廃棄物処理室のタンク室で、同日午前に10分間ほど消火器の交換、点検作業などをしたといいます。

 タンク室には、放射性の高い廃棄物などが置かれており、入室するには、事前に同発電所の安全管理課長に計画書を提出し、許可を得ることが必要とされています。しかし、こ人は許可を得ず、かぎを開けて入室しており、課長もその事実を知らなかったといいます。また、入室の際義務づけられている放射線警報器も携帯していませんでした。

●職員3月にも無許可で制限施設に入室

 今年3月にも同じ職員が、今回と同様に無許可で同じ所に入室し、作業をしていたことが8日、分かりました。

 動燃によると、今回被ばくした同発電所管理課の職員は3月に、「特別立ち入り制限区域」と指定された廃棄物処理室に入り、業者と2人で消火器の点検、交換作業などをしました。しかし、作業場所が入り口付近だったため、この時は被ばくしなかったとしています。


◆現地調査始める福井県、敦賀市

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 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の新型転換炉「ふげん」で、作業員二人が被ばくした事故で、福井県と敦賀市は8日午前、担当課の職員計2人を「ふげん」に派遣し、被ばくの状況などについて現地での調査を始めました。動燃の管理体制に問題がなかったかどうかなどを中心一に、職員らからも事情を聞いて調べています。

 また福井労働基準局も同日、職員3人を「ふげん」に派遣して、被ばく防止対策が守られなかった原因などについて調査を始めました。

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