動燃が「もんじゅ」中間報告・・鉄製床の腐食防止必要。欠陥温度計まだ他にもあった。

解説・・中間報告は安全審査のずさんさを追認。

(97/7/18赤旗)
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動燃が「もんじゅ」中間報告・・鉄製床の腐食防止必要。欠陥温度計まだ他にもあった。

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動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は7月16日、ナトリウム漏れ・火災事故を起こした高速増殖炉原型炉「もんじゅ」について、96年12月からおこなってきた総点検と、改善策にかんする中間報告をまとめ、科学技術庁の「もんじゅ安全性総点検チーム」に提出しました。

 中間報告は、水・蒸気系配管の温度計の一つが折れる可能性があることが見つかったため撤去するとしているほか、事故後の実験でナトリウム化合物の反応によって穴が開いた鉄製の床ライナー(床板)についても、損傷防止対策を検討するなどとしています。


◆解説・・中間報告は安全審査のずさんさを追認。

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 96年年6月に動燃大洗工学センター(茨城県大洗町)でおこなった事故の再現実験で、床ライナーに穴があき、高温のナトリウムがコンクリートに接触、水素ガスが発生し、小規模な水素爆発が起きていたことがわかりました。このような事態は、まったく安全審査の対象にはされていませんでした。

 中間報告は、「溶融塩型腐食によるライナーの損傷防止対策」の必要性をあげ、「窒素注入装置の設置」、「壁面への断熱構造の設置」について検討を進めているとしています。安全審査のずさんさをみずから認めたことになります。また、対策をすべて実施すれば数百億円の費用がかかるとみられており、さらにむだづかいを重ねることになります。

 ナトリウム漏れの直接の原因とされている温度計については、交換または撤去するとしています。今回の調査で新たに、水・蒸気系配管の温度計に同様の問題が明らかになったことは、「技術は確立していて安全性に心配はない」としてきた、政府や動燃の説明の根拠のなさを改めて示しています。