京都亀岡年金者組合が関電に申し入れ・・地震・津波の安全対策、老朽原発の運転中止・廃炉、自然エネルギーへの計画的転換など
(2011/6/12山本雅彦)


京都亀岡年金者組合が関電に申し入れ・・地震・津波の安全対策、老朽原発の運転中止・廃炉、自然エネルギーへの計画的転換など

(写真)関西電力に申し入れる京都亀岡年金者組合のメンバー(2011/6/10・関電高浜原発の正門にて: 中央で申入書を読み上げる三上悟支部長、その右が渡辺孝・高浜町議)


 京都府亀岡市の全日本年金者組合京都亀岡支部は6月10日、関西電力高浜原発(高浜町)を訪れ、東日本大震災級の地震を想定した地震・津波の安全対策、老朽原発の運転中止・廃炉、自然エネルギーへの計画的転換をすることなど求める申し入れ書を提出しました。この申し入れには地元の渡辺孝高浜町会議員も立ち会いました。

 申し入れ書では、@全ての安全策が確認されるまでの運転再開や増設の中止、A老朽化した原発の廃炉、Bプルサーマル発電の中止、C自然エネルギーへの計画的転換、C津波対策と若狭湾における過去の津波調査の資料公開など5項目を要望。支部の組合員約30人が訪れ、高浜原発の正門前で、三上悟支部長が同原発所長室コミュニケーション課の吉武幸一郎課長に手渡しました。

 三上支部長は「亀岡市は高浜原発から60キロしか離れていない。震災を機に事故への不安は高まっている」と話し、申し入れ内容を実施するよう強く求めました。
 これに対し吉武課長は、「ご理解をたまわりながら、安全運転を進めていきたい」と述べるにとどまりました。

 申し入れに参加した男性は、「関電のPR館では、女性がやさしくにこやかに応対してくれた、しかし、高浜発電所の前では大勢の警備員が鋭い視線でにらみつけてくる。このちがいをどう理解すればいいのか。何かがおかしいのでは」と感想をのべていました。

 この申し入れの後、同年金者組合のみなさんは高浜町内で、原発問題の学習会に参加。原発問題住民運動全国連絡センター代表委員の山本雅彦氏の「福島原発震災を考える」と題する話しを聞きました。

 

(写真)京都亀岡年金者組合の代表6人が、関西電力に申し入れを行う間、県道から高浜原発を見る、同組合のメンバー(2011/6/10)


 〈関西電力への申し入れ全文〉

関西電力株式会社
 社長八木誠様
関西電力高浜原子力発電所
 所長長谷泰様
2011年6用10日

 原子力発電に関する申し入れ書

               全日本年金者組合京都亀岡支部
               支部長 三上悟
               TEL  0771-23-1220
 亀岡市は関西電力高浜原子力発電所から60キロメートルの距離にあります。3・11東日本大震災と共に引き起こされた福島第一原発の大事故は、炉心溶融や大量の放射性物質の土と海への汚染、原発そのものの安全性が問われ、何よりも多くの住民の暮らし・命が脅かさています。また、原発が地震列島と言われる日本の活断層の上にその多くが立てられており、地震・津波による危険性も私たち住民の大きな不安を掻き立てるものとなりました。

 こうした事態に、福井県・若狭湾に集中して存在する14基の原発、とりわけ私たち亀岡に近い高浜・大飯原発の存在は私たちの命と安全に関わる重大な問題であると考え、貴社に下記事項を要請・申し入れさせて頂くものです。


                            記


1、福井県の原発群に対し、今回の東日本大地震、福島第一原発事故から教訓を引き出し、住民の不安に応える徹底した安全対策をとること。

2、全ての安全策が確認されるまで、原発の再開や増設はしないこと。とくに老朽化した原発の運転中止・廃炉を行うこと。

3、もっとも危険なプルサーマルの運転は中止すること。

4、今後の電力・エネルギーの確保にあたり、電力会社として「自然エネルギー」などへの転換を計画的に進めること。

5、津波被害の予想に関して、史実として若狭地域の大津波の存在が明らかとなりました。(5月27日付け、朝日新聞)貴社はその事実を認めながら津波対策はおざなりです。直ちに抜本的な対策をとること。

6、その他

                           以上