動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の東海事業所(茨城県東海村)で、放射性廃棄物を詰めたドラム缶が腐食し、保管施設にたまった水のなかに漏れだしていながら、長年にわたって放置されてきたことが8月26日、明らかになりました。この水が施設外に漏れだし、地下水を汚染している疑いもでています。科学技術庁は同日、原子炉等規制法にもとづく立ち入り検査を開始しました。
動燃によると、問題の施設は同事業所の北端にある廃棄物屋外貯蔵ピット。動燃の前身の原子燃料公社時代に、ウラン精錬などで発生した放射性廃棄物をドラム缶約1000本に詰め、1967年から貯蔵してきました。
ピット内には従来から雨水などによる滞留水が確認されており、このなかから放射性物質のウランが検出されていました。
水の放射能レベルは外部への排出基準の最大1万倍以上に達したといいます。95年度以降は滞留水の増加が顕著になっていたとしています。
地下への漏出にたいしても十分な対策がとられておらず、地下水に漏れだしている可能性もあるため、科学技術庁は調査を始めました。動燃では、施設近くでボーリングした試料からやや高いウラン濃度を検出しており、「念のため近くの土壌も調べる」としています。
科学技術庁は記者会見のなかで、82年にピット内に水かたまっているのを確認したことを明らかにしました。その際、水を除去するよう指導し、その後、動燃側から水の除去は終了したとの連絡を受けたとしています。
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