ドラム缶が腐食し、放射性物質が漏れだしている動力炉・核燃料開発事業団(動燃)のウラン廃棄物貯蔵施設(茨城県東海村)のピット近くの土壌から、通常の100倍以上の高いウラン濃度が検出されたことが明らかになりました。
動燃が10月23日、科学技術庁のデータ評価検討委員会に提出した資料でわかりました。
動燃は、32地点で10メートル級の、4地点で40メートル級のボーリング調査をしました。その結果、10メートル級の第5地点の深さ3〜4メートルの土壌から1キログラム中2200べクレルのフラン濃度が測定されました。通常の土壌のウラン濃度は、同10〜20べクレルです。
第5地点は、ピットから約2メートルの地点。ピットの底は深さ4メートルです。
このほかの地点でも、何カ所か高い濃度のウランが検出されています。調査結果について動燃では「原子燃料公社時代に、粗製錬工程で発生した鉱滓(さい)等をピット周辺に埋設した」ことが原因と考えられるとし、「ピットからの顕著な漏えいを確認できる結果は得られなかった」としています。
しかし、第5地点は、動燃がウラン鉱さいを埋めた可能性があるとしている地域からはずれています。
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