●美浜原発事故 原発8基を順次停止・・関電、類似配管など点検
●破損配管の点検、15年前に必要だった・・関電が管理指針を公表
●原子力安全・保安院が立ち入り調査(2004/8/14「しんぶん赤旗」より)
同社は、電力需要を賄うためとして、八原発を三つにグループ分け。十三日中には、美浜2号機のほか、大飯原発4号機(同県大飯町〉、高浜原発2合機(同県高浜町)の運転を止めて発電停止します。
点検の対象は、破損事故が起きたのと同じ二次系配管などで、水流の乱れが生じやすいとされる配管の流量測定装置(オリフィス)下流を重点に、配管金属が摩耗で薄くなっていないか、減肉測定も実施するとしています。
関西電力は十一基の原発を所有していますが、事故を起こした美浜3号機のほか、大飯3号機、高浜4号機が定期検査で運転を停止しています。
![]() |
関電は、年内にフランスの核燃料会社とMOX燃料調達に関する本契約を結ぶ予定でした。しかし、福井県の西川一誠知事は同日「安全が大前提」とし、関電が二〇〇七年に高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で実施予定のプルサーマルを一時保留するよう要求。関電の首脳も「事故の原因と防止策を県に説明し、理解を得るのが優先」と説明し、仏社との折衝を先送りする考えを示しました。
福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出死傷事故で、関電は十二日、一九九〇年に国に報告した二次系配管についての管理指針を公表しました。同社はこの指針に基づき計算した結果、破損した配管の余命を調べる検査は、十五年前の八九年ごろには必要だったとしています。
破損して蒸気が噴き出し、十一人が死傷したこの配管の肉厚は、設置当初には約十ミリありました。しかし、九二年には、配管の交換基準としている四・七ミリまで摩耗。点検委託会社の「日本アーム」(大阪市〉から検査対象漏れを指摘されたとされる昨年十一月には、一・七四ミリまで減肉していたと推定されます。
すぐにも交換が必要だったことになりますが、この時点で、関電と日本アームが「余命を算出したかどうか不明」(関電広報)としています。破損した配管は、管理指針作成当初から、検査対象リストから漏れていました。。
保安院が立ち入り福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機の蒸気噴出事故で、経済産業省原子力安全・保安院は十三日、電気事業法などに基づき同原発の立ち入り検査に入りました。
原発への立ち入り検査は、二〇〇二年八月に発覚した東京電力トラブル隠し問題で、同九月に同社原発全十七基を一斉立ち入りして以来。検査は保安院の片山正一郎審議官ら十五人で実施。関係書類を調べるほか、職員から施設の保守、安全管理の状況などについて事情を聴きます。