●美浜原発事故 知事が原発止めて、点検要求・・党福井委と嶺南地区委の申し入れで明らかに
●関電社長に「夫返せ!」・・葬儀で犠牲者の遺族詰め寄る(2004/8/13「しんぶん赤旗」より)
●美浜原発事故 知事が原発止めて、点検要求・・党福井委と嶺南地区委の申し入れで明らかに
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美浜原発3号機蒸気噴出事故で県に申し入れる党県委員会と党嶺南地区委員会のメンバー=8月12日、福井県庁にて |
応対した旭信昭県民生活部長は、知事が同日関電社長に県民を代表して強い憤りを伝え、徹底究明のため必要なら運転を止めてでも点検するよう求めたことを明らかにしました。
佐藤氏らは福井労働局にも労働者の安全を守る観点から同様の趣旨で四項目を申し入れ。木下麻子安全衛生課長は「定期検査」準備として多数の労働者が運転中の建屋に入っていた問題で「労働安全衛生の観点から指導・改善を求め、必要があれば行政指導をおこなう」と答えました。
この申し入れには他に、宇野邦弘党国会議員団福井県事務所長、上原修一敦賀市議、藤本俊夫三方町議、西村きみこ福井市議、渡辺三郎原発問題住民運動全国連絡センター代表員、山本雅彦原発の安全性を求める嶺南連絡会幹事が参加しました。
関西電力美浜原子力発電所3号機(福井県美浜町)の蒸気噴出事故で、県警敦賀署捜査本部は十二日までに、破損した配管が検査対象リストから漏れ、点検が行われていなかったことを重視し、月内にも業務上過失致死傷容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めました。
同発電所や関電福井事務所など県内の関係先を捜索し、関連資料を押収します。
また、点検を請け負っていた三菱重工業(東東都港区)や日本アーム(大阪市北区)の関係者からも事情を聴取する予定です。
捜査本部は十一日夜に、美浜原発の機械保修課長ら、同配管の点検時期の判断にかかわったとみられる職員から参考人聴取。一部の資料について、既に任意提出を受けています。
十一日に現地調査した国の原子力委員会メンバーらは、配管の検査対象漏れについて、関電の安全管理体制に「問題があった」との認識を示しています。
関西電力美浜原発の事故で亡くなった木内計測社員の井石智樹さん(三〇)の葬儀が十二日、福井県小浜市の葬儀場で行われ、遺族・友人・同僚ら巨人余が最後の別れを惜しみました。葬儀には関電の藤洋作社長も訪れました。
兄、貴樹さん(三三)が時折声を詰まらせながらあいさつ。「生前の姿を思い出すと耐えきれない。今は、残していった大翔(つばさ、長男、一歳)のことが気になっています。私が引き取り、智樹のような青年に育てていきたい」と語りました。
参列した藤社長は、遺族に対し事故の再発防止の意思を伝えましたが、井石さんの妻、芳美さん(三〇)は「夫を返して!」と詰め寄りました。
また、すべてのプラントを止めて点検する必要があるのでは、という報道陣の質問に対し藤社長は「今は精査をしているところ。結果が出て、必要があれば可及的速やかに対処する」などと述べました。
参列した同僚らは「悔しい、の一言。です。絶対に原因を究明してほしい」「残された子どものことが心配です」と話していました。十一日夜、福井県小浜市内で行われた井石さんの通夜には、井石さんと小中高とクラスメートだったという男性も参加。「非常に悲しい。十年ぶりに会ったのが、この姿とは…」と声を詰まらせ「今後、関電がどういう改善をしてくれるのか。人の命は返ってくるものじゃない。安全最優先が当たり前や」と顔を紅潮させて訴えました。