ふげん」で過去3年間に重水漏れ、11回もあった  一一動燃、県に報告せず
科技庁係官は当日不在
  一一連絡うけた翌日もかけつけず。

(97年4月18日付け赤旗)                  

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◆「ふげん」で過去3年間に重水漏れ、11回もあった  一一動燃、県に報告せず

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 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は16日、福井県敦賀市の新型転換炉「ふげん」の重水精製装置建屋で、過去3年間に11回の重水漏れ事故があったことを明らかにしました。
 うち2回は、重水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を排気筒で測定するモニターの警報が鳴ったにもかかわらず、県などには報告していませんでした。
 この日に立ち入り、ふげんの調査をした福井県原子力安全対策課は「動燃から説明を受けましたが、今後さらに詳しく調査したい」とのべました。
 同課によると、警報が鳴った2回の重水漏れ事故では、今回「ふげん」で測定された濃度以上のトリチウム濃度となったといいます。動燃は「漏れた量はごく少なく、安全協定で定める不測の事態による漏えいに当たらないため、県には報告しなかった」と説明しています。
 また同課は、通報が一日以上遅れた問題を動燃から事情聴取。その結果「もんじゅ」事故を機に、外部への通報連絡責任者を職員の持ち回りで置くという形にしたにもかかわらず、当直責任者が外部への連絡について認識が不十分だったことが判明しました。

◆科技庁係官は当日不在
  一一連絡うけた翌日もかけつけず。

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 動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)の放射能漏れ事故が起きた14日に、科学技術庁から派遣されている「もんじゅ・ふげん」運転管理専門官は「ふげん」にいなかったこと、翌日の15日午前に動燃から連絡を受けたのに現場に駆けつけていなかったことが17日にわかりました。
 同庁によると、専門官は安全管理事務所長を含めて3人います。通常、所長は事務所にいて、1人は「もんじゅ」へ、1人は「ふげん」へ、運転状況などの確認にいっています。14日と15日は、「ふげん」を担当している専門官が休みをとっていました。
 15日午前10時10分ごろ、同専門官は自宅で、動燃から事故の連絡を受けました。しかし、自宅の水漏れ修理への立ち会いを理由に「(上司の)安全管理事務所長に連絡してほしい」と動燃に指示。連絡を受けた同事務所長が「ふげん」に午後1時ごろに到着しました。
 同専門官が「ふげん」に到着したのは科技庁長官の運転停止命令が出た後の午後10時
ごろでした。
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