敦賀市、県、日本原電に各団体が申し入れ

◆違法運転の可能性あり、ただちに運転を止め調査を。

◆原電の調査に、自治体や住民を参加させること。

◆シュラウドなど交換にかかるすべての点検に関する記録を公開すること。

◆巨大原発3、4号機建設は中止すること。

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2002年10月3日嶺南地区「赤旗」読者ニュースより

敦賀1号シュラウド

「国や自治体から調査の要請があっても、調べるつもりない」と原電が証拠隠めつ発言‥‥党嶺南地区委の申し入れで原電が回答

 日本共産党共産党嶺南地区委員会と党敦賀市議員団は9月30日、日本原電のひび割れ隠しの問題で、日本原電および敦賀市に申し入れを行いました。

 小柳委員長らは、今回の問題は「95年12月に発生した旧動燃『もんじゅ』のナトリウム漏れ火災事故の事故隠し、ビデオ改ざんなどが社会的に大問題になっていた時期であり、批判を恐れた貴社が、多数見つかったひび割れなどを報告せず、隠して運転を続け、その後早々にシュラウドを交換してしまったのではないか、という重大な事故隠しの疑惑が生じているのは当然」と指摘。

 さらに、「重大なひび割れを隠して運転を継続していたとするなら、電気事業法違反の可能性があり、原子炉を安全に運転する能力、資格がない」と厳しく批判しました。

 これに対し、日本原電敦賀地区本部の安憲義部長は「当時(電気事業法違反になる)そういう認識はあったが、あくまでも保全のため交換した。取り替えたシュラウドについては、調査していないし、国や自治体から調査の要請があっても、調べるつもりはない」と述べました。

日本原電に申し入れる、左から吉田一夫元県議、小柳茂臣委員長、上野寿雄元敦賀市議、松永糺党福井県委員会顧問(9/30原電敦賀事務所にて)

 しかし、原子炉容器内の炉心隔壁損傷という、原子炉の生命線にかかわる、深刻な事故につながるものであり、市民の命を重大な危険にさらしかねない重大問題を調査しないというのは、証拠隠めつ行為であり、許されません。

 私たちは他に(1)原発の総点検を行い、その安全性に疑問がある原発の運転は停止させること及び、「自主点検調査対策委員会」、「社外第三者評価機関」などについて、自治体や住民を参加させること(2)取り替え前と取替後のシュラウドにかかるすべての点検に関する記録、および、取り替えの判断はいつ、誰の判断で、どういう方法で行ったのかなどの報告を速やかに敦賀市および市民に行うこと(3)必要性もなく安全性犠牲で市民の命を重大な危険にさらしかねない巨大原発3、4号機建設は中止することなどを申し入れました。


敦賀1号、シュラウド損傷隠ぺいについて、県として独自に徹底的に調査すること・・・県連絡会が県に申し入れ

 原発問題住民運動福井県連絡会は10月1日、東電、日本原電の一連の損傷隠ぺい事件を踏まえ、原発問題について県に申し入れをしました。

 内容は(1)敦賀3・4号機増設を認めない(2)敦賀1号機のシュラウド損傷隠ぺいについては、県としても独自に徹底的に調査すること(3)「もんじゅ」再開を認めない(4)高浜原発でのプルサーマル実施了解を取り消すこと(5)国に対し第三者機関による徹底究明、プルトニウム循環政策の中止などを求めることなどです。

 嶺南連絡会の上野寿雄さんは「これまでの事故で県民の不安が増大している。昨日も原電側に申し入れをしてきたが、シュラウドを取り替えた時の資料がないとか、現物の公開はできないとか、この事件を過去のことにしようとしている姿勢がありあり。県民が見てわかるような情報公開を求める」と述べました。

 広部正紘県民生活部長らは「各事業所、国の対応を見て調査していきたい」と回答。参加者からは「国や企業まかせにせず県民の安全を守るために県独自の調査、判断をすべき」「県民の意思の判断をするというのなら住民投票を」という声があがりました。

県に申し入れを行う、原発問題住民運動福井県県連絡会のメンバー(中央が奥山裕二県会議員、その後ろが上原修一、大西みちよ敦賀市議)2002/10/1 県庁・広部正紘県民生活部長室にて
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